【2025年夏合宿レポート】拳士たちの挑戦と成長の2日間!

旭高原自然の家にて 6月7月の2回開催
今年も、誠心会拳法の少年部を対象とした合宿を実施しました。
日程は、6月28日〜29日と、7月12日〜13日の2グループに分かれての開催。
豊田市の「旭高原自然の家」にて、一泊二日のプログラムを行いました。
普段はそれぞれの教室で稽古に励んでいる拳士たちが、年に一度、班を越えて集まり、寝食を共にする合宿。
稽古だけでなく、食事・入浴・片づけ・礼儀など、さまざまな場面を通じて、子どもたちが「自分の力でやってみる」機会がつまった2日間です。
この記事では、参加できなかった方にも雰囲気が伝わるように、今年の合宿の様子を写真とともにご紹介します。
■ 到着〜開会まで:先輩がほぐしてくれる空気



大型バスで現地に到着後は、施設の使い方のオリエンテーションを受けたあと、班ごとに分かれて昼食をとりました。
昼食は、ご家庭で用意していただいたお弁当を持参し、班ごとに輪になっていただきました。
お忙しいなか準備してくださった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
初めての参加で少し緊張していた拳士も、先輩拳士たちが「去年、こうだったよ」「最初は自分もドキドキしてたけどすぐ慣れたよ」と、自然に声をかけてくれることで、だんだんと表情が和らいでいく様子が印象的でした。
道場で育まれている“人との関わり方”が、こうした場面でも生きていると感じます。
■ 学年別の稽古:支える側の成長も


午後は学年ごとに分かれて稽古を行いました。
指導は、事前に指導者と打ち合わせをした高校生以上の先輩拳士たちが中心となり、各班の子どもたちを丁寧にサポートしてくれました。
内容も工夫されていて、学年ごとの特性に合わせた実践的なメニューが多く、見ていて頼もしさを感じる場面ばかりでした。
「支える側の成長」も、この合宿の魅力のひとつです。
■ 夜の時間:帯の結び方とルール勉強会



夜には学年帯別に分かれた学びの時間を設けました。
- 8級以下の拳士たちは、「帯の結び方勉強会」
- 7級以上の拳士たちは、「大会ルール説明講座」
自分で帯をきちんと結べたことに満足げな表情を浮かべる子。
ルールをしっかりと理解し、真剣に話を聞く姿。
それぞれの成長段階に合わせて、「できることを増やす」機会になったようです。
■ 自由時間も、学びの時間


勉強会が終わると、就寝前までは自由時間。
部屋で友達とおしゃべりをしたり、ロビーに集まってお菓子を食べながら過ごす子もいれば、すぐに寝支度をして静かに休む子もいました。
集団生活の中で、自分の居場所やリズムを見つけることも、大切な学びのひとつです。
■ 2日目:中学生は野外炊飯、全員でビンゴ大会!

2日目の昼食では、中学生の拳士たちを対象に「野外炊飯(カレー作り)」を行いました。
班ごとに役割分担をしながら火を起こし、材料を切り、カレーを仕上げていきます。
今年はどの班も上手に完成させることができて、皆とても満足げな表情でした。
(ちなみに昨年は“スープカレーっぽく”なった班も多かったとか…今年はリベンジ成功!)
その後は、全員でビンゴ大会を楽しみました。
盛り上がった空気のまま帰路へと向かい、帰りのバスでは多くの子がぐっすりと眠っていました。
■ 最後に:参加していない子にも届けたい想い

今回の合宿も、大きなトラブルなく、無事に終えることができました。
拳士たちのがんばりと、ご家族の皆さまのご協力のおかげです。
参加してくれた拳士たちには、練習とはまた違った関わりや挑戦の中で、自信や仲間意識が育っていくのを感じました。
また来年の合宿でも、それぞれの成長を見られるのが楽しみです。
今年は予定が合わず参加できなかった方も、もしよろしければ、ぜひ来年はご参加をご検討ください。
集団の中で「頼られる」「支え合う」「一歩踏み出す」経験は、きっと子どもたちの心に残るものになると思います。
拳士の皆さん、保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
誠心会拳法 浅井道場
浅井 真