【大会レポ】第29回誠心会拳法ファイティングトーナメントを終えて

甚目寺総合体育館で開催された熱い試合
9月21日(A日程)・10月5日(B日程)に、あま市の甚目寺総合体育館にて「第29回誠心会拳法ファイティングトーナメント」が開催されました。
誠心会拳法7級以上の拳士に出場資格があり、今年は555名の拳士が大会にエントリー。
各コートで白熱した試合が繰り広げられました。
浅井道場からも91名の拳士が出場し、それぞれが全力で試合に臨みました。
初めての試合に挑戦する拳士も多く、緊張した面持ちで挨拶に来てくれる姿が印象的でした。
試合前の子どもたちの表情
試合前、保護者の方と一緒に挨拶に来てくれた拳士の多くは、緊張した面持ちでした。
特に今大会が初出場の拳士は、会場の独特な雰囲気に圧倒されている様子も見られました。
「ウォーミングアップでしっかり汗をかいて。
試合では普段の練習通り思いっきり全力を出し切ってね!」
と声を掛けると、少し表情が緩む拳士もいました。
私自身も試合に出ていた頃は、会場に入ってから試合が始まるまでずっと緊張していたことを思い出します。
試合を終えて見せた拳士たちの成長
試合終了後、結果報告に来てくれた拳士も多くいました。
初試合を終えて安堵の表情を見せる拳士。
大会で初めて技有りを取れたことを満面の笑みで報告してくれる拳士。
準優勝という立派な成績でも、決勝で負けた悔しさに涙する拳士。
悲願の初優勝を泣き笑いで伝えてくれる拳士。
一人ひとりの姿に、こちらも胸が熱くなりました。
「相手との戦い」は「自身の心の弱さとの戦い」
試合は相手と戦う場ですが、同時に「自身の心の弱さとの戦い」でもあります。
相手の強い攻撃を受け、痛みや恐れから消極的になっていく自分を奮い立たせる勇気。
試合後半、疲れで手足が重くなり、攻撃の手を緩めたくなった時に自分に発破を掛けてさらに攻め込む強い心。
そして、試合が終わったあとに対戦相手へ感謝する心。
いずれも真剣に取り組まなければ得られないものです。
大会をきっかけに、精神的にも技術的にも驚くほど成長する拳士を毎年目にします。
そうした姿を見ていると、一所懸命に取り組むことの大切さを改めて感じます。
何事も本気で取り組んだ方が、得られるもの・気づけることが多いのだと思います。
出場しなかった拳士の皆さんへ
自分が「出てみたい」と思ったタイミングで挑戦すれば大丈夫です。
直接打撃の試合を怖いと感じる気持ちは、あって当然です。
それでも、その怖さを乗り越えた先には確かな成長があります。
試合出場を迷っている拳士は、ぜひ一度大会を観戦してみてください。
実際に試合を見て「自分にもできそう」と感じる拳士も多いです。
また、早く試合に出場したい8級以下の拳士は、7級を目指して日々の稽古を頑張りましょう。
支えてくれた皆さんへ感謝を込めて
大会に出場された拳士、
そして応援に駆けつけてくださったご家族・お友達の皆さん、
お疲れさまでした。
また、大会運営に尽力してくれた拳士の皆さん、
本当にありがとうございました。
皆さんのサポートがあって、今大会も大盛況のうちに終えることができました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
誠心会拳法 浅井道場
浅井 真

