子どもの日々の稽古が「自分を守る力」につながる理由【交流会レポ】

なぜ親子拳法交流会を行っているのか
「道場で何をしているのか、正直よく分からない」
そう感じたこと、ありませんか?
通わせているけれど、
・何を身につけているのか
・どこに向かっているのか
見えにくい部分もあると思います。
今回の親子拳法交流会は、
基礎練習の積み重ねが、 どう”自分や大切な人を守る力”につながるのか。
それを「見える形」でお伝えするために開催しました。
普段の練習が「見える」時間
当日は45名の方に練習へご参加いただきました。
見学の方や、サポートとして参加してくれた中学生以上の拳士も多数お越しいただき、活気あふれる時間となりました。
今回は初めてご参加いただく方や、入会して間もないご家庭の参加も多く見られ、とても嬉しかったです!
前半は、普段の稽古と同じ流れでの基礎練習。
後半には、解説を交えながら模擬試合を行いました。
親子で取り組むミット練習で見えた成長


保護者の方にもご参加いただき、 親子でミットを持って練習する時間もありました。
親子でミットを持って向き合うと、普段とは違う顔が見えてきます。
お父さんめがけて力いっぱいパンチやキックを繰り出す子、
「痛っ!」と言いながらも全力で受け止めるお父さん。
逆にお母さんにミットを蹴ってもらう場面では、
「難しい〜!」と笑いながら挑戦してくださる姿も。
子どもたちの本気と、受け止める保護者の方の笑顔が混ざり合う、
この交流会ならではの時間です。
中学生のサポートから見える”続けた先”
今回は、中学生以上の拳士がサポートとして参加してくれました。
小さい子に声をかけ、練習を支えてくれた姿は、見ているこちらが胸を打たれるものがありました。
かつては同じように小さかった彼らが、今日は支える側に立っている。
続けることの意味が、そこに詰まっていると感じました。
サポートに来てくれた拳士のみんな、本当にありがとう。
模擬試合で見えた、それぞれの一歩

模擬試合に出るということは、それだけで大きな勇気だと思っています。
緊張で足が止まっても、それでも前に出ようとした子。
自分なりの力を振り絞った子。
結果よりも、「出る」と決めてくれたこと自体が、すでに一歩の成長です。
どの試合もとても良い内容で、
その場にいる全員にとって意味のある時間だったと感じています。
なぜ「乱取り」を行うのか
乱取りについては、
「怖そう」「まだやりたくない」 という声をいただくこともあります。
実際に、痛みや緊張を伴う場面もあり、 最初は不安に感じるのが自然です。
ただ、誠心会拳法浅井道場では、
この乱取りも含めて、 自分を守る力を身につけるための大切なカリキュラムの一つと考えています。
いきなり強い内容を行うのではなく、
・まずは軽い力でのやり取りから
・軽い動きから慣れる
・少しずつ段階を上げていく
という形で、 それぞれのレベルに合わせて進めていきます。
“怖さ”に慣れることが、身を守る力になる
たとえば、突然知らない人に腕をつかまれたとき。
大きな声で怒鳴られたとき。
頭で「逃げなきゃ」と分かっていても、 体が固まって、動けなくなってしまう。
そういう場面が、残念ながら実際にあります。
これは意志の弱さではなく、
「緊張する場面」に慣れていないことで起きる、自然な反応です。
浅井道場の乱取りは、最初からフルパワーで行うものではありません。
まずは相手と向き合う、その緊張感に慣れるところから始めます。
強度はゆっくり段階的に上げていくので、 「怖くて嫌になる」手前で、ちゃんと慣れていける設計になっています。
その積み重ねが、「いざ」というときに体が動く感覚につながっていきます。
保護者の方に伝えたかったこと

実際にご覧いただいた保護者の方からは、
「普段の練習がこう繋がっているんですね」
「ただやっているだけではないことが分かりました」
といったお声もいただきました。
“なんとなく通う”から “意味が分かって通う”へ。
この違いは、 お子さんの成長にも大きく関わってきます。
今回ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
今回ご参加いただけなかった方も、次回はぜひ一緒に楽しみましょう。
次回開催は来年を予定しています。
普段の稽古は随時見学可能ですので、お気軽にお越しください。
最後に一つ。
お子さんたちは、いつも本当によく頑張っています。
次の稽古から帰ったら、
ぜひ思いっきり褒めてあげてください。
誠心会拳法 浅井道場
浅井 真

